当院は、昭和30年厚生省（現厚生労働省）の健康保険施設として開設され、平成26年4月から独立行政法人地域医療機能推進機構として全国に広がる病院グループ（病院57、介護老人保健施設26、看護専門学校7）の一つとなりました。
透析病床60床を有し、宮崎県の透析の中心的な役割を担い、透析をはじめ、形成外科（手外科・創傷）、心臓リハビリなど、治療の重点領域として力を注いでいます。
薬剤部は、現在薬剤師1１名と事務職１名です。外来調剤（院内）はありますが、化学療法施行患者（外来・入院）の薬学的管理及び抗がん剤調製（レジメン管理）を始め、緩和・栄養・褥瘡・感染・心リハ・循環器・腎臓・糖尿病等の薬物療法に関与し、それぞれの領域で薬剤師職能を発揮しています。また病棟薬剤業務実施加算1を算定し、回診や症例検討等にも積極的に参加、薬剤管理指導件数は約470件/月、プレアボイド報告や副作用報告にも力を注ぎ、医師の負担軽減に向けて薬剤師職能の拡大を図っているところです。更に、今後は退院時カンファレンスや入退院支援への係わりを増やし、薬物療法のシームレスな連携に向けて、薬薬および他職種連携に力を入れていく予定です。
更に、学生実習を積極的に受け入れ、認定実務実習指導薬剤師（５名）が中心に指導を行い、職員の学会（全国、九州地区など）発表や研修会参加を支援し、薬剤師としてのスキルアップを図り、認定薬剤師取得へと取り組んでいます。
これからは地域医療の中心的病院として、「奉仕の精神と和の心」の理念に基づき、「安心な医療で地域の笑顔を支える宮崎江南病院」をキャッチフレーズに、多職種連携を図り、地域住民の方々の多様なニーズに応えていきたいと考えています。